Siriが行えることは多種多様!
iPhoneなど、Appleのデバイスを使用するなら「Siri」の機能をフルに使いこなしてみませんか。Siriはユーザーから指示を受けることで、ユーザーが求めている内容について的確に返答します。
Siriには便利な機能が満載です。具体的にはどのようなことができるのでしょうか。Siriができることをジャンルごとに紹介します。
「Hey Siri」を有効にする
Siriを起動するときは、サイド / ホームボタンを長押しするか「Hey Siri(ヘイ シリ)」と声をかけます。
まずはSiriが設定されているか確認しましょう。「設定」アプリから「Siriと検索」をタップ➝「サイドボタンを押してSiriを使用」スイッチがオンになっているか確認します。設定されていない場合は同スイッチをオンにし、画面下に表示されている「Siriを有効にする」をタップするとSiriの機能が有効になります。
続いて便利な「Hey Siri」機能の設定確認です。先ほどと同様「設定」➝「Siriと検索」まで進み「 “Hey Siri”を聞き取る 」をオンにします。あとは画面の指示にしたがい自分の声を認識させればSiriの呼びかけに反応する機能が有効になります。他にもSiriの声や応答条件、自身の情報など、機能をより快適に利用するための設定が可能です。 Siriを利用する前にこれらの設定を済ませておけば、両手がふさがっているときや入力の手間を省きたいときなど「Hey Siri」の呼びかけひとつでSiriを起動し、つぎに紹介するさまざまな機能を手軽に利用できるようになります。
Siriでできる便利なこと
スケジュール
Siriを利用することで、スケジュール管理やアラーム、タイマーの設定ができます。くわしい内容について以下で説明します。
アラームの設定
「Hey Siri、明日の朝7時に起こして」とSiriに伝えると、Siriがアラームを設定します。
アラームの設定は時刻を指定するだけでなく、今から何分後、あるいは何時間後に設定することも可能です。例えば「Hey Siri 30分後に起こして」と伝えると、Siriに伝えた時点から30分後にタイマーが設定されます。
Siriなら、朝起きたい時間にアラームを設定できるのはもちろんのこと、ちょっとお昼寝をしたいとき、朝に二度寝をしたいときにも活用できます。
カレンダーに予定を登録
Siriに対して日時と予定を伝えて、最後に「登録」と付け加えると、Siriがカレンダーに予定を登録します。例えば「Hey Siri 来週火曜日の午前10時からWeb会議を登録」と伝えると、カレンダーにその予定が登録されます。
Siriを使えば、仕事からプライベートまで、さまざまな予定の登録をスムーズに行えます。
リマインダーの登録
Siriでリマインダーの登録も行えます。リマインダーとは、予定や約束ごとなど、やるべきことを忘れないようにすることを指します。
Siriでリマインダーを登録する場合は「Hey Siri 明日の午前9時30分に取引先に電話するとリマインド」と伝えておきます。これにより、翌日の午前9時30分になると、Siriが取引先に電話をするよう通知してくれます。
タイマーの設定
Siriを使えばタイマーも設定できます。「Hey Siri 3分後にタイマー」と伝えると、3分後にタイマーが鳴るようにアラームが設定されます。カップラーメンを作るときやパスタをゆでるときなど、キッチンタイマーの代わりにも利用できます。また「Hey Siri タイマーはあと何分」とSiriに伝えると、タイマーの残り時間を教えてくれます。さらに「Hey Siri タイマーを解除」と伝えればタイマーは解除されます。
検索
Siriを利用すれば、いろいろな調べものはもちろん、iPhoneがなかなか見つからない場合にどこに置いてあるか探し当てることもできます。
iPhoneをさがす
部屋の中などでiPhoneをどこに置いたかわからなくなった場合、SiriにはiPhoneがどこにあるかを簡単に探し出す機能が備わっています。
「Hey Siri どこにいるの?」と問いかければ、Siriが「私はここにいます」と答えるため、iPhoneがどこにあるかがわかります。ただし、Siriをさがしているときの返答は「私はここにいます」という一言だけであるため、場合によってはSiriの返答に気がつかないことがあります。そのような場合は、「Hey Siri 音楽を再生」と伝えると、iPhoneから音楽が流れるため、iPhoneを見つけやすくなります。
経路を検索する
経路を検索したい場合にもSiriが活用できます。例えば「Hey Siri ○○に行きたい」と行きたい場所を指定すれば、Siriが最適な経路を表示します。また、コンビニをさがしている場合は「Hey Siri コンビニをさがして」と伝えれば、近くのコンビニが表示されます。
行きたい場所を大まかに説明すれば、Siriが行き先を提案してくれます。
音楽の曲名を調べる
音楽が流れてきた場合、知っている曲ではあるけれど曲名がわからないことがよくあります。そんな場合は、Siriに聞いてみると曲名を答えてくれます。
曲名を知りたい場合は、知りたい曲が流れてるときに「Hey Siri この曲は何?」と質問します。
海外の現地時刻を調べる
Siriなら、海外の現地時刻も調べられます。例えば、アメリカのロサンゼルスの時刻を知りたい場合には「Hey Siri ロサンゼルスは何時?」と問いかけると、ロサンゼルスの現地時刻を教えてくれます。
「Hey Siri」のあとに、海外の地名を伝えてから「何時?」と問いかけてみましょう。
インターネットで検索もできる
Siriにちょっとした疑問を投げかけると、Siriはインターネットに接続して調べて答えます。例えば「ニューカレドニアはどこにあるの?」とSiriに問いかけると、SiriはiPhoneの画面上に地図や街並みを表示して説明します。また、イルカの画像を見たい場合は「インターネットでイルカの画像を検索して」と伝えれば、イルカの画像が複数表示されます。
計算も自由自在
さらに、Siriに計算をしてもらうこともできます。例えば「Hey Siri 30×500は」と質問すると、iPhoneの画面上に「15,000」と表示されます。
また、Siriは割り勘の計算もお手のものです。例えば「23,200円を6人で割って」と質問すると、「3,866円」と表示されます。飲み会の精算時、1人あたりいくらかを計算したい場合も、Siriを活用できます。
Siriがニュースを表示
Siriを使えばニュースをチェックできます。「Hey Siri 今日のニュースは」と問いかけると、Siriはユーザーが日頃からiPhoneでチェックしているニュースの内容を参照し、ユーザーの興味に合ったニュースを表示します。
連絡
iPhoneを使って電話やメッセージで相手と連絡をとりたい場合、Siriに話しかければ、ユーザーはiPhoneの画面をタップしなくても連絡をとることができます。
Siriに電話をかけてもらえる
電話したいときは、Siriに電話をかけてもらうこともできます。「Hey Siri ○○さんに電話」と話しかければ、iPhoneの画面をタップしなくても電話をかけられます。
また「Hey Siri ハンズフリーで○○さんに電話」と話しかけると、iPhoneを置いたままで相手と通話が可能です。作業中で両手を離せないときに電話しなければならないときは、Siriのこの機能を活用してみましょう。
メッセージやメールを送れる
Siriを使用すれば、iPhoneに入力しなくてもメッセージを送ることができます。
「Hey Siri ○○さんにメッセージを送って」と話しかけたあとに「できるだけ早くそちらに向かいます」と伝えると、その通りのメッセージが相手に送信されます。また、メールを送信したい場合は、「Hey Siri ○○さんにメールを送って」と話しかけたあとにメールで送信したい内容を伝えます。
アプリの呼び出し
アプリの起動はSiriを使って行えます。「Hey Siri」と声をかけたあとにアプリの名前を入れると、そのアプリが自動的に起動します。
iPhoneを利用しているとさまざまなアプリをインストールしますが、アプリの種類があまりにも多すぎると探し出すのに手間がかかることがあります。そんなときにもSiriに呼びかければアプリを簡単に起動できます。
外国語に翻訳
Siriを使えば翻訳もできます。日本語を英語に翻訳したい場合は「Hey Siri 英語で翻訳」と前置きしたあとに、翻訳したい内容を伝えます。
例えば、新宿駅への行き方を英語に翻訳したい場合「Hey Siri 英語で翻訳 新宿駅への行き方を教えて」と話しかけると「How to go to Shinjuku Station?」と表示されます。
スマート家電の操作もできる
Siriを使うことで、家電品の自動操作や遠隔操作を行うことができます。なお、Siriで家電品の操作を行うためには、家電品をコントロールできるAppleのスマートホームのプラットフォーム「HomeKit」に対応した家電品を購入する必要があります。
これにより、外出先にいながらSiriを使って家電品のスイッチを入れられるほか、家にいるときはSiriに指示することで家電品を自動的に操作できます。
ショートカットを追加
Siriを利用すれば、ショートカットを追加できます。ショートカットとは、2つ以上の操作を1つの操作でできるようにすることです。
例えば、iPhoneでWi-Fiをオフにしたい場合、設定アプリをタップし、Wi-FiをタップしてからWi-Fiをオフにする必要がありましたが、「Wi-Fiオフ」というショートカットを作成すれば1回タップするだけでWi-Fiをオフにできます。
「Wi-Fiオフ」の操作をSiriに追加すれば、Siriに「Hey Siri Wi-Fiをオフにして」と指示すると、Wi-Fiオフが簡単に行えます。
雑談も楽しめる
そのほか、Siriを使えば雑談を行えます。例えば「Hey Siri 早口言葉をお願い」と伝えると、Siriが知っている早口言葉を話し出します。そのほか「なぞなぞをお願い」と伝えると、Siriがなぞなぞを出題します。Siriと一緒に気軽に雑談を楽しむこともできます。
チャットボットと比べてみると?
Siriとは、Appleのデバイスに搭載されている「ユーザーの操作をアシストするための仕組み」のことを指し、その機能にはチャットボットやAIの技術が活用されています。
チャットボットとは、人間にかわってコンピュータがリアルタイムで自動応答するプログラムのことで、あらかじめ設定されたルールに基づいて動作します。設定されるシナリオが多ければ多いほど、より自然な会話が成立します。
一方AI(人工知能)は大量のデータから学び、その分析結果を活用することでAI自身が処理を実行していきます。
SiriはこのAIによる学習能力を活かしながら、ユーザーがiPhoneをどのように使っているかを参照します。それにより、Siriはユーザーの趣味や好みを把握できるため、ユーザーが求める答えを多くのデータをもとに解析し最適な結果を提示することができるのです。
つまりSiriとは「音声認識」や「自然言語理解」などに代表されるAI(人工知能)の機能を合わせ持った、高性能のチャットボットと言い換えることもできるでしょう。
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イクシーズラボの音声対応チャットボットは、音声認識によってテキスト化された入力内容が、AI会話エンジン「CAIWA」に送られ言語解析されることで、音声認識の段階で言葉に揺らぎがあっても、知識データ内にある近い意味の文章を見つけ出すことが可能です。これにより高い回答精度を実現します。
たとえば、商業施設や公共施設における非接触応対としての利用が可能です。
まとめ
Siriは、iPhoneの操作のほとんどをカバーしています。スマートフォンは、かつては指で操作することが一般的でしたが、現在では、Siriを活用するユーザーが増えており、iPhoneを直接操作しなくても、声で操作することが十分に可能となりました。 Siriを使いこなせるようになればなるほど、iPhoneの操作はますます簡単、手軽になります。iPhoneに話しかけながら、気軽に操作してみませんか。
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